インプラント

インプラントとブリッジどちらがいいの?それぞれの比較検討

いずみ野駅前の歯医者、HALデンタルクリニックです。

歯がなくなってしまった場合には、インプラント治療、ブリッジ治療、入れ歯治療の3種類の治療方法があります。どれがいいのか迷ってしまいますよね。

今回は、よく比較検討されるインプラント治療とブリッジ治療の違いについて説明いたします。

目次

①インプラントとブリッジの治療方法
②それぞれのメリット
③それぞれのデメリット
④共通のメリット
⑤まとめ

①インプラントとブリッジの治療方法

■インプラント治療とは

歯が無くなったところの骨に、人口の歯根(チタン製)を埋め込み、その人工歯根の上に土台(アバットメント)をたて、歯を被せる治療法です。

■ブリッジ治療とは

無くなった歯の前後にある歯を削り、それを土台とした被せ物を作ります。前後の被せ物と欠損部のダミーの歯は3本一体となる治療法です。 

②それぞれのメリット

■インプラント治療のメリット

①歯を削らない!
人工の歯根を歯のない所に埋め込み、その上に被せ物を作ります。そのため周囲の歯を削る必要はありません。
  
②最大咬合力、嚙み砕く能力が高い!
天然歯にくらべて、最大咬合力が同じかそれ以上、咀嚼能率(物を咬み砕く効率)が約80%です。
また咬合力を人工の歯根のみで負担するため、他の歯に負担が及ぶことはありません。
  
③平均寿命が長い!
10年生存率(10年後も問題なく使用できているか)は90%を超えてます。

■ブリッジ治療のメリット

①周囲の状態から受ける影響がない!
骨や神経などの解剖学的な制約を受けないため、欠損部分の前後に歯があれば治療可能です。
  
②観血的な処置(血が出る処置)がない!
前後の歯を削る必要はありますが、歯肉の切開などの観血的な処置(血が出る処置)は不要です。
また全身状態からの制約もありません。

③治療期間が短い!
2週間前後で治療を終えられます。(歯を抜いてから治療開始まで、3ヶ月以上開ける必要あり)

③それぞれのデメリット

■インプラント治療のデメリット

①周囲の状態で制約を受ける
解剖学的な状態(骨の厚みや高さ、神経や血管の位置など)に制約を受けます。骨の高さや厚みが足りない場合は、インプラント治療はできません。

②費用が高額
保険適用外のため、費用が高額になります。
 
③治療期間が長い
手術後にインプラントが骨に定着するまで待機期間が必要なため、上顎で最低3ヶ月、下顎で最低1.5ヶ月かかります。
(骨の量が少なく、骨を作ってからインプラント治療を行う場合は、半年から1年程度かかる場合もあります。)
  
④トラブルがあることも
手術中のトラブル(神経や血管の損傷)・インプラントが骨に定着しないトラブル・インプラント周囲炎(天然歯における歯周病)によるトラブルなどがあります。

■ブリッジ治療のデメリット

①歯を削らないといけない
歯がない所の前後の歯を土台にするため、全周にわたって1~1.5㎜程度削る必要があります。欠損した歯が増えると、土台も多く必要となるため、削る歯が増えます。

②咬む力の負担がかかる
欠損部分に加わる咬む力を前後の歯で負担するため、土台となる歯に余計な負担がかかります。
 
③虫歯のリスクが高まる
ブリッジ治療特有のトラブルではなく、土台の歯が虫歯や歯周病になることがあります。歯を削ることは虫歯のリスクを高めることにもなるので、しっかりお手入れをしましょう。

④共通のメリット

①違和感・使用感について
固定制なので、入れ歯のようにしゃべりづらい、咬みづらい、口の中での異物感などはありません。 
 
②メンテナンス方法
違いはありません。定期的に歯科医院でクリーニングすれば、良好な治療結果が持続します。
 
③審美性は選択による
被せ物の種類によるため、自由に選択できます。セラミックで被せれば審美性は良くなり、銀歯では悪くなります。

まとめ

ブリッジ治療は問題のない歯まで削る必要があるため、歯のことを考えるとインプラントを第一候補と考えることをお勧めします。ただ、費用も高くなるため、費用面とメリットのバランスを考えて、インプラントかブリッジかを検討してみてください。
ただ、口腔内の状況により変わるところも多いため、まずは一度歯科医院にてご相談をお勧めします。
当院ではインプラントの症例も多数ございますので、お気軽にご相談いただけると幸いです。
あなたに最適な治療をご提案いたします。

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